上智法学部 履修登録説明~国際関係法学科編~
こんにちは!国際関係法学科2年のまおなです。
最近の個人的ニュースは割とまじでフィッシング詐欺に遭いかけたことです。みなさんも突然のSMSには気をつけてください。
さて、本日は履修登録編の第五回!
「履修登録~国際関係法学科~」ということで、国際関係法学科の履修ついて詳しくお話しして参りたいと思います!
今日お話しする内容は、
とても大切な内容となっています。
この記事では、国関についてお話ししていくので、他学科の方はこの記事だけでなく地環編や法法編も是非読んでくださいね!
1,国際関係法学科が卒業するまでに必要な単位
では早速履修要覧〔学科科目編〕の467ページを見てください!
全学共通科目
必修 2単位(ウェルネスと身体)
選択必修 4単位(キリスト教人間学)
選択 20単位(一般教養科目など)
語学科目
必修 4単位(AC)
学科科目
必修 25単位(いわゆるA群)
選択必修 20単位(いわゆるB群)
選択必修語学科目8単位(第二外国語)
選択 44単位(いわゆるC群)
___________________________________
合計 127単位
みなさんは127単位取得しなければ卒業できません。
B群(選択必修科目)については、卒業に必要な20単位以上修得した場合、その単位数を超えた科目はC群(選択科目)として認められます。
これはどういうことかというと、国際法大好きな人はB群ばっかりたくさん取るだけで卒業に必要なB群・C群の単位条件はクリアできちゃうんです!
国際法以外にも興味があるという人は、B群から20単位分は必ず取らなければならないですが、それをクリア出来れば自分の興味に沿って授業を取ることが出来ます!
A群とかB群とかよくわからん!という人のために、国際関係法学科のA・B・C群について解説していきます!(履修要覧〔学科科目編〕472ページ~476ページ参照)
学科科目A群(必修) 25単位
これは1春で言うと民法総則Ⅰや法学入門などの必修科目です。卒業までになにがなんでも履修しなければなりません!
必修科目を1単位でも取れていないと卒業できなくなります。4年間のうちに必ず必修科目の単位を取りましょう。
学科科目B群(選択必修) 20単位
履修要覧〔学科科目編〕の472ページ~473ページを見てください。
そのB群の開講科目担当表に載っている「法哲学」から「INTRODUCTION TO THE COMMON LAW」までの43科目の中から20単位分を選んで履修しなければなりません。(20科目ではありませんよ!!)
学科科目C群(選択) 44単位
履修要覧〔学科科目編〕の474~473ページに載っているC群科目の中から最低44単位分履修しなければなりません。
注意が必要なのはC群と認められるのはC群科目だけではありません。前述したように、B群科目を20単位以上履修した場合は越えた分のB群科目もC群として認められます。(逆にC群→B群は無理なので気をつけましょう。)
また「海外短期研修科目」と「The Graduate Institute International and Development Studies(ジュネーブ国際・開発研究大学院)との3+2プログラム単位互換科目」もC群と認められます。(履修要覧〔学科科目編〕476ページ参照)
Twitterの質問箱では、新入生から「他学部の授業は取れますか?」という質問が見受けられます。回答としては、C群になる他学部の科目は履修要覧〔学科科目編〕446ページの(1)の表に載っている科目だけです。
この表に載っていない他学部の授業を取った場合は卒業単位として認められない、つまり取らなければならない127単位のうちに含まれないということです。
授業を取ることは一応出来るので、卒業単位に含まれなくてもいいからどうしても取りたい場合はシラバスなどで授業内容をしっかりと調べた上で登録をしてください。
2,国関1年生春学期の必修・選択必修について
①国関1年生春学期の必修・選択必修とその時間割
A・B・C群を含めた卒業単位127単位のうち、1年春に必修科目として履修しなければならない単位数は以下の10単位です。
必修 2単位(AC)
学科科目
必修 4単位(法学入門・導入演習・民法総則Ⅰ)
選択必修語学科目2単位(第二外国語)
_______________________
合計 10単位
この春に取らなければならない必修10単位を、実際に時間割として表すと…
こうなります!
①AC(月2・木2)
英語プレイスメントテストの結果をもとに、クラス分けがLoyolaの学事センター(教務)掲示板に公表されます。それが出たら、自分のクラスを登録してください。
②キリスト教人間学(金1)
Loyola→カリキュラム履修登録関係→抽選科目エントリーから、Cブロックを選択して抽選にかけてください。10個全部に順位をつけましょう。
③第二外国語(火4・金4)
自言語登録をした後にLoyola→カリキュラム履修登録関係→抽選科目エントリーから、Hブロックを選択して抽選にかけてください。
※上記の第2外国語はドイツ・イスパニア(スペイン)・フランス・イタリア・中国・コリア語の場合です。他の言語を履修する際は時限が違います。
④民法総則Ⅰ(月3)・法学入門(火2)
Loyola→カリキュラム履修登録関係→履修登録・登録状況照会から登録してください。
⑤導入演習(木5/月5)
クラスによって時限が変わります。1クラスA・Bは木曜5限、2クラスA・Bは月曜5限ですので、間違わないように自分のクラスを登録してください。
⑥その他一般教養やB群・C群など
①~⑤までの授業にかぶらない時限にLoyola→カリキュラム履修登録関係→抽選科目エントリーから抽選にかけてください。
必修で10単位あるので、この他に10単位分前後を目安として一般教養やB群・C群科目など履修するのが良いと思います。
②先輩の1年生春の時間割
ちなみに私の友達の1春はこんな感じでした。
ちょうど20単位ですね!
「国際法総論」というのは、2年生の春の必修科目です。1年生でも取れるのでこの子は取ったみたいですね!
この時間割を見て、「国際関係法学科って国際法ばっかり勉強できるんじゃないの…?」と心配になったかたもいるのではないでしょうか。でも大丈夫です!
学年が上がっていくうちに自分の興味に沿って授業を組めるようになります!
国際法を勉強することがとてもとても楽しみな人もそうでない人も、1年生は我慢の年です。頑張って国内法を勉強した者が、国際法を勉強する権利を手にするのです。
国内法も勉強してみれば国際法とは違う面白さがあるので、心配しなくて大丈夫ですよ☺
他に参照してもらいたい記事として、B群・C群についてやキリ教・二外の登録方法は「履修登録説明~全学共通編~」に書かれています。
また、細かい履修登録の方法は「履修登録説明~準備編(前編)~」に細かく書いてあるので、そちらの記事を参照してください。
3,英語導入演習について
☆国際関係法学科にだけある英語導入演習
春にどの学科も「導入演習」という必修科目があるのはみなさんご存じだと思います!
法律学科生と地球環境法学科生は、導入科目が春で終わるのですが、なんと国際関係法学科生だけは、秋に英語導入演習というものがあるんです!!
この授業は秋学期に隔週で行われます。春の導入演習と同じく英語導入演習も4つのクラスに分かれて、少人数で行われます。
クラス分けは春の導入演習とは違い、ACのレベルに合わせて振り分けられます。そのため、同じクラスにはACで同じクラスだった子が多数いたため、すごく居心地は良かったです。
☆英語導入演習では何をやるのか、その1
まおなが予想するかぎり、英語導入演習は「海外の裁判判例や法律を英語で学ぼう!」というコンセプトな気がするのですが、実際は「教授のやりたいことをやる」みたいな授業な気がします(笑)
どの教授の授業を受けるかは、導入演習と同様完璧な運なので私たちに出来ることはなにもありません。
では、実際の授業内容の一例をご紹介していきます。
ある友達のクラスでは、英語で経済学を学んだらしいです!
いや、さっそく法律じゃないんかーい!!!
なんでも「法律を真に理解するためには経済学も必要だから」だとか。これぞ「教授のやりたいことやる」授業。
テストも普通とは違い、パソコンで回答を打って教授のGmailアドレスに提出、というなんともフリースタイルな授業だったらしい。これもこれで実におもしろい…。
☆英語導入演習では何をやるのか、その2
別のクラスはといいますと、授業の前半は英語でのプレゼンテーション、後半は海外の有名な裁判判例を英語で読むという感じだったらしいです!しかもテストなし!
この授業が英語導入演習の正解な気がしてなりません。気のせいでしょうか。
友達は「これぞ国際関係法学科だ!」と強く感じたそうな。
英語導入演習は隔週開講なので2週に1回の授業ではありますが、このクラスでは予習として英語の判例を平均して6ページ、多い時は10ページ以上読んで、理解しておかないといけなかったらしいです。テストがない代わりに予習がきつかったようですね。
ちなみにこんな感じ↓
さて、ここまで読んできて皆さんお気づきいただけただろうか。
そう、英語導入演習では授業のやり方だけでなくテストをやるかどうか、どんな教材を取り扱うかなども教授が決められるのです。ちなみにこれは春の導入演習も同じですよ。
クラスによって授業の重さ、つまり授業が大変かどうかにばらつきが見られますが、どの教授の導入を受けるかは運です。もう一度言いましょう、運です。
以上が秋の英語導入演習についてでした!
3,コースAQUILAについて
AQUILAコースについてはTwitterでもたくさんの質問が寄せられました。
このコースのついての情報って確かに少ないですよね…。
ただ知っていて欲しいのは、一年生の皆さんはまだそんなに関係ない、ということです。
今すぐに申し込むものではないし、本格的にコースが始まるのは2年生からです。国関の人は全員申し込めますし、他学科の方も申込条件は成績なので授業がまだ始まっていないこの時期に焦る必要はないです。
早め早めは大切ですが、早すぎると自分が不安だらけになっちゃいますよ。情報収集は大切ですけども!
なので、知識として知っておいてほしいということで説明しますね。
☆コースAQUILAに登録すると何が出来るの?
↑実はこう思っている人って多いんじゃないでしょうか。
コースAQUILAに登録するすると、お得なことがいっぱいあるんですよ!
このコースを取ると、すべて英語で行われる国際公法、国際私法、国際政治の科目(抽選科目)を、コースを取っていない人に比べて当選しやすくなったり、学部特設短期研修を優先的に利用できたり、英語を使用する指定ゼミを優先的に履修できたりします。
そして、コース生の成績優秀者には奨励金を賦与されるんだとか!!
また、対象科目の中から10単位以上履修し、その履修した対象科目10単位分の平均GPAが3.0以上であればAQUILAコースの修了認定証が授与されます!
まあでも 認定されたからと言って人生が華々しくなるような何かはないです。
☆英語のレベルはどのくらい必要?
英語で法律を学ぶ授業と聞いて、「英語のレベルってどのくらいなのかな?」「英語そんなにペラペラじゃないんだけど…」という不安の声が聞こえてきましたねぇ。
そんな人のために履修要覧〔学科科目編〕の451ページにちょー小さい文字で、こんなことが書いてありました。
TOEFL(PBT):530, TOEFL(iBT):71 相当の英語力があることが望ましい。
TOEFL受けてないし、自分のスコア分からんっていう人もいると思って、独自で調べてみました。
上記の点数は一般的に言うと、英検の2級から準1級程度のレベルに該当するようです!
☆だれでも登録出来るの?
登録条件についてですが、国際関係法学科の生徒は希望すれば全員登録できます。条件はありません。
法律学科・地球環境法学科の生徒は、登録時期の直近のGPAが2.8以上で、学科長等による面接等を通過した人が登録出来ます。(履修要覧〔学科科目編〕451ページ参照)
☆いつ登録するの?
登録時期は学科によって異なります。
国際関係法学科生は、1年生の10月・2年生の4月・10月に登録します。
法律学科・地球環境法学科生は、2年生の4月・10月に登録します。
☆コースに登録したら絶対修了しなきゃいけないの?
そんなことはありません!
条件を満たさないと修了できませんが、修了していなくても卒業単位としてはちゃんと換算されます。
なので、コースAQUILA対象科目を取りたくなったときに、抽選で優先されたいっていう理由で申し込む人は多いです。まおなもそのうちの1人です(笑)
履修要覧〔学科科目編〕の451ページに対象科目が書かれていますが、それだけだとB群かC群かが分かりませんよね。
なので自分の学科の開講科目担当表を見てみましょう!備考のところに、「コースAQUILA登録者優先」と書かれている科目が対象科目です。ほぼすべてがB群とC群ですね。
ちなみに開講科目担当表は、法律学科→461ページ~、国際関係法学科→472ページ~、地球環境法学科→485ページ~です。
コースAQUILAについて興味のある人は、
履修要覧〔学科科目編〕のP.451~P.452と上智法学部の公式ホームページ↓
コースAQUILA | 教育と学習 | 上智大学法学部・大学院法学研究科(法律学専攻)
により詳しい情報が載っているので、是非一度読んでみてください!
以上が国際関係法学科生による国際関係法学科生のための国際関係法学科についての履修説明でした!
いかがだったでしょうか。国際関係法学科の特徴がうまく伝わってくれればうれしい限りです!
それでは明日は「履修登録説明~地球環境法学科編~」と「抽選後について」です!
国関勢もこれを読んで損はないでしょう!!!
それではまた~